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前頭骨直上に生じた皮膚骨腫(Single Small Osteoma)の1例
重野 和彦
1
,
鈴木 英子
,
今門 純久
1日本赤十字社医療センター 皮膚科
キーワード:
前頭骨
,
X線CT
,
皮膚疾患-顔面
,
皮膚外科
,
皮膚骨腫
Keyword:
Facial Dermatoses
,
Frontal Bone
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.530-531
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017233487
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34歳男性。数年前より右額部に皮下結節が出現し、他院のCTでは前頭骨直上に低吸収域を示す10mm大の碁石様病変を指摘された。経過観察中であったが、今回、徐々に増大してきたため受診となった。初診時、右額に15mm大の硬い皮下結節を認め、局所麻酔下で外科的に切除した。病理組織学的に皮膚骨腫と診断された。本症例は第3型の皮膚骨腫であり、何らかの理由で骨芽が前頭骨直上に迷入し、徐々に増大したと考えられた。
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