治療
多血小板血漿療法を施行した難治性皮膚潰瘍
湊 はる香
1
,
岡田 佳与
,
工藤 比等志
1兵庫県立尼崎総合医療センター 皮膚科
キーワード:
血栓血管炎-閉塞性
,
静脈瘤性潰瘍
,
皮膚潰瘍
,
治療成績
,
糖尿病性足部疾患
,
多血小板血漿
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Skin Ulcer
,
Varicose Ulcer
,
Thromboangiitis Obliterans
,
Diabetic Foot
,
Treatment Outcome
,
Platelet-Rich Plasma
,
Peripheral Arterial Disease
pp.189-193
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017215725
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難治性皮膚潰瘍に対し多血小板血漿(PRP)療法を施行した9例について報告した。年齢は33〜79歳で、男性7例、女性2例であった。潰瘍の分類は末梢動脈疾患(PAD)が3例、静脈うっ滞性潰瘍が3例、糖尿病性潰瘍、Buerger病、褥瘡が各1例であった。約1週間の間隔で1〜4回PRP療法を繰り返した結果、6例で潰瘍の縮小や治癒が得られた。内訳は静脈うっ滞性潰瘍3例、PAD、糖尿病性潰瘍、褥瘡が各1例であった。一方、3例では潰瘍が改善せず、PADが2例、Buerger病1例であった。
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