特集 リンフォーマ・白血病
ブレンツキシマブベドチンで寛解に至った再発性Primary Cutaneous Anaplastic Large Cell Lymphomaの1例
熊谷 綾子
1
,
土井 裕美子
,
佐藤 有紀
,
桑田 依子
,
筬井 泰江
,
加藤 潤史
,
肥田 時征
,
山下 利春
,
佐藤 勉
,
滝本 理修
,
長谷川 匡
1札幌医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
四肢
,
腫瘍再発
,
免疫組織化学
,
寛解導入
,
リンパ腫-原発性皮膚未分化大細胞
,
導入化学療法
,
Brentuximab Vedotin
Keyword:
Extremities
,
Immunohistochemistry
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Remission Induction
,
Lymphoma, Primary Cutaneous Anaplastic Large Cell
,
Induction Chemotherapy
,
CAC10-vcMMAE
pp.1495-1498
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016404555
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71歳女。四肢に潰瘍を伴う紅色腫瘍を認めた。免疫組織学的所見では、腫瘍細胞はCD3、CD4、CD30陽性、anaplastic lymphoma kinase陰性の大型異型リンパ球の浸潤が認められた。原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫と診断してメトトレキサート内服を開始したが、再燃とリンパ節転移を繰り返し、多剤併用化学療法、放射線療法を施行した。2014年より使用が認可された抗CD30抗体であるブレンツキシマブ ベドチンを6回投与後、腫瘍は消退した。その後腫瘍の再燃を認めたが、同剤を6回再投与して消退した。
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