特集 小児日常診療でその薬を使うとき・使うべきでないとき
IX 免疫
90.抗体産生不全症と免疫グロブリン製剤
野々山 恵章
1
1防衛医科大学校 小児科
キーワード:
Gamma-Globulins
,
Wiskott-Aldrich症候群
,
皮下注射
,
無ガンマグロブリン血症
,
免疫不全症候群
,
重症複合免疫不全症
,
禁忌(治療)
,
遺伝性疾患-X連鎖性
,
高IgM症候群
,
静脈内注射
Keyword:
Agammaglobulinemia
,
gamma-Globulins
,
Injections, Intravenous
,
Immunologic Deficiency Syndromes
,
Injections, Subcutaneous
,
Wiskott-Aldrich Syndrome
,
Severe Combined Immunodeficiency
,
Genetic Diseases, X-Linked
,
Hyper-IgM Immunodeficiency Syndrome
pp.1694-1695
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017086362
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抗体産生不全症では抗体(γグロブリン,免疫グロブリン)の産生障害があり,血清免疫グロブリン(IgG,IgA,IgMなど)が低下している.易感染性をなくすために抗体産生不全症に対してはγグロブリン定期補充を行うべきである.感染症を起こしていないからγグロブリン定期補充を行わないというのは誤りである.一度感染症を起こすと,抗菌薬,γグロブリンを投与しても治癒できない場合があるからである.
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