綜説
食物アレルギーと喘息の接点
亀田 誠
1
1大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 小児科
キーワード:
過敏症-食品性
,
喘息
,
変異
,
HLA-DQ抗原
,
HLA-DR抗原
,
遺伝的素因(疾患)
,
ゲノムワイド関連解析
,
Filaggrin
,
LRRC32 Protein
Keyword:
Asthma
,
Food Hypersensitivity
,
HLA-DQ Antigens
,
HLA-DR Antigens
,
Mutation
,
Genetic Predisposition to Disease
,
Genome-Wide Association Study
,
LRRC32 Protein, Human
pp.169-176
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2016186881
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いくつかのアレルギー疾患の発症の詳細な観察から、アレルギー疾患が一つの流れのように同一個体に次から次へと発症する現象を「アレルギーマーチ(AM)」と呼んでいる。AMは、アトピー性皮膚炎(AD)と食物アレルギー(FA)との関連において最もよく検討されているが、FAと気管支喘息(BS)との関連はまだ明らかにされていない。FAとBSとの関連を、ADも絡めて、臨床的側面、フィラグリン変異との関連、ゲノムワイド関連解析の結果から概観した。
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