特集 橈骨遠位端骨折の最前線−治療の極意を教えます−
難治性橈骨遠位端骨折 掌側rim骨片に対する極意
西脇 正夫
1
1窪病院整形外科手肘外科センター
キーワード:
橈骨遠位端骨折(distal radius fracture)
,
掌側月状骨窩骨片(volar lunate facet fragment)
,
関節辺縁骨折(volar rim fracture)
Keyword:
橈骨遠位端骨折(distal radius fracture)
,
掌側月状骨窩骨片(volar lunate facet fragment)
,
関節辺縁骨折(volar rim fracture)
pp.589-597
発行日 2025年6月19日
Published Date 2025/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000002197
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掌側月状骨窩骨片を伴う橈骨遠位端骨折は,難治性骨折として注目されている。掌側月状骨窩骨片が小さい場合には掌側rim骨片と呼称され,特に内固定が困難で術後転位を生じやすい。掌側プレート固定術後に発生した掌側亜脱臼例の多くは,プレートが近位橈側に設置されたために尺側に転位しており,プレートをできるだけ遠位尺側に設置することが最も重要である。

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