特集 外来でできる運動器疾患に対する最先端保存療法
自己蛋白質溶液(APS)の変形性関節症に対する効果
和才 志帆
1,2
,
前原 美樹
1,2
,
内山 綾香
1,2
,
十河 泰之
1,2
,
浜橋 恒介
1,2
,
渡辺 雅彦
1,2
,
佐藤 正人
1,2
1東海大学医学部医学科外科学系整形外科学
2東海大学大学院医学研究科運動器先端医療研究センター
キーワード:
変形性膝関節症(osteoarthritis of the knee;膝OA)
,
多血小板血漿(platelet-rich plasma;PRP)
,
自己蛋白質溶液(autologous protein solution;APS)
Keyword:
変形性膝関節症(osteoarthritis of the knee;膝OA)
,
多血小板血漿(platelet-rich plasma;PRP)
,
自己蛋白質溶液(autologous protein solution;APS)
pp.55-60
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001938
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・自己蛋白質溶液(autologous protein solution;APS)は,leukocyte rich-PRP(LR-PRP)に脱水処理を加え,種々のサイトカインを濃縮させた自家血液製剤である。
・変形性膝関節症(膝OA)患者では関節内だけではなく血清中の炎症性サイトカインが上昇すると報告されており,本研究において膝OA患者と健常者のAPSおよびLP-PRPを比較し,その影響を検討した。
・APSを単回投与し1年以上経過観察可能であった膝OA患者を対象に,臨床成績およびOMERACT-OARSI responder criteriaによる奏功率を検討した。
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