特集 リバース型人工肩関節置換術(RSA)の最前線
RSAの中期および長期臨床成績
菊川 和彦
1
1マツダ病院整形外科
キーワード:
リバース型人工肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty;RSA)
,
中期成績(middle-term results)
,
長期成績(long-term results)
,
合併症(complication)
Keyword:
リバース型人工肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty;RSA)
,
中期成績(middle-term results)
,
長期成績(long-term results)
,
合併症(complication)
pp.676-682
発行日 2024年7月19日
Published Date 2024/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001822
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腱板断裂性関節症や一次修復不能な広範囲腱板断裂に対するリバース型人工肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty;RSA)について,当院での中期成績,海外の長期成績を詳述した。再手術をエンドポイントとした当院のRSAコンポーネント5年生存率は90%で,海外の報告と同等であった。臨床スコアの推移や可動域,筋力についても海外の5年時の報告とほぼ同等で,機種別における結果も同様であった。合併症は回転中心あるいは上腕骨側の外方化により以前よりも減少していた。時代とともに機種や手技,ガイドラインは変遷しており,わが国における今後のRSAの長期成績を注意深く見守る必要がある。
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