原著論文
3Dプリンターを使用したradiolucent surgical instrumentsの応用とデザイン例 手術内容に応じてカスタマイズ可能な手術機器
高田 秀夫
1
1富山県リハビリテーション病院・こども支援センター こども支援センター整形外科
キーワード:
機器のデザイン
,
外科用機器
,
滅菌
,
ソフトウェア
,
コンピュータ支援設計
,
三次元プリント技術
,
開創器
,
強度
Keyword:
Equipment Design
,
Software
,
Sterilization
,
Surgical Equipment
,
Computer-Aided Design
,
Printing, Three-Dimensional
pp.1254-1261
発行日 2018年11月19日
Published Date 2018/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019048113
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
2009年にストラタシス社の熱溶解積層法の特許 が失効した。その後,多くの3Dプリンターが発 売されたが数十万~数百万円と高価だった。2013 年に家電量販店で個人向け3Dプリンターの取り 扱いが開始され,数万~10万円程度で購入できる ようになった。また,以前はやはり数十万~数 百万円していた3D CADソフトも,実質無料~数 千円/月で使用できる時代となった。以前からカー ボン製のradiolucent retractorは販売されていた が,非常に高価なため傷が付いてもディスポには できなかった。また,target deviceのほとんどが 金属製であり,重くて操作性が悪く,かつイメー ジ使用時に見たいところが影になり見えにくかっ た。 本稿では,実質無料~維持費が安い3D CADソ フトと安価な3Dプリンターを使用したradiolucent surgical instrumentsの応用とデザイン例を紹介 する。
Copyright© 2018 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.