論述
幼小児上腕骨顆上骨折後の内反肘—特に手術的治療を中心として
坂巻 豊教
1
,
村上 宝久
1
,
熊谷 進
1
,
水島 辰也
1
,
藤中 星児
1
Toyonori SAKAMAKI
1
1国立小児病院整形外科
pp.1059-1068
発行日 1977年11月25日
Published Date 1977/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905615
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はじめに
小児の骨折のうち肘関節部骨折とくに上腕骨顆上骨折は日常最もしばしば遭遇するものであり,その続発症としての内反肘の発生も少なくない.しかし矯正手術については,適応・手術時期・手術法などに関して,はつきりとした根拠によるものが少ないようである.今回著者らは自家症例を詳細に検討し,いささかの知見を得たので報告するが,内反肘手術の一つの手がかりとなれば幸いである.
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