特集 先生はどこまでペースメーカを深く識っていますか
治す 心抑制型血管迷走神経性失神にペースメーカ治療は有効か?
住吉 正孝
1
1順天堂大学医学部附属練馬病院 循環器内科
キーワード:
人工心臓ペーシング
,
失神-血管迷走神経性
,
診療ガイドライン
,
体位変換台テスト
Keyword:
Cardiac Pacing, Artificial
,
Practice Guidelines as Topic
,
Tilt-Table Test
,
Syncope, Vasovagal
pp.891-894
発行日 2019年9月9日
Published Date 2019/9/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2020033387
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<Point>1 VVSのペースメーカ治療は,植込み型ループレコーダー等で失神が3秒以上の心停止を伴う心抑制型VVSであることが確認された40歳以上の再発例で適応(ClassIIa)となる。2 心抑制型VVSに対するペースメーカ治療は失神頻度の軽減が目的であり,再発例では発作時の血圧低下に対する対策が必要である。3 チルト検査はペースメーカ治療の適応を決めるためではなく,ペーシング治療の有効性の予測に有用である。
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