特集 総おさらい!知っておきたい心臓の解剖-臨床を見据えた解剖学-
識る 発生学的にみた心臓構造の成り立ちと循環器疾患の関連性(発生と心臓解剖) 大血管系および周辺心血管系の発生と循環器疾患
白石 公
1
1国立循環器病研究センター 教育推進部
キーワード:
局所解剖学
,
胸部大動脈
,
心臓血管系
,
心臓血管疾患
,
発生学
,
血管リモデリング
,
肺静脈還流異常
,
心臓神経
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Aorta, Thoracic
,
Cardiovascular Diseases
,
Cardiovascular System
,
Embryology
,
Vascular Remodeling
pp.180-186
発行日 2019年2月9日
Published Date 2019/2/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019158066
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<Point>1 円錐口の左方移動および動脈幹中隔のらせん形成が障害されると、総動脈幹遺残、完全大血管転位、両大血管右室起始、Fallot四徴などの疾患が発症する。2 さまざまな大動脈弓の形成異常は、重複大動脈弓を基本形態としたEdwardの模式図により説明が可能である。3 共通肺静脈を介した肺静脈-左心房間の結合が障害されると、肺静脈血はやむをえず近傍の体静脈を経て右心房に還流し、肺静脈還流異常が発症する。
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