特集 総おさらい!知っておきたい心臓の解剖-臨床を見据えた解剖学-
識る 発生学的にみた心臓構造の成り立ちと循環器疾患の関連性(発生と心臓解剖) 刺激伝導系の発生と先天性心疾患
山岸 敬幸
1
,
岩下 憲行
,
山本 一希
1慶応義塾大学 医学部小児科
キーワード:
Ebstein奇形
,
His束
,
Purkinje線維
,
局所解剖学
,
心臓疾患-先天性
,
心臓刺激伝導系
,
大血管転位症
,
洞房結節
,
発生学
,
房室結節
,
Cajal間質細胞
,
内臓錯位症候群
,
房室中隔欠損
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Bundle of His
,
Atrioventricular Node
,
Embryology
,
Ebstein Anomaly
,
Heart Conduction System
,
Heart Defects, Congenital
,
Purkinje Fibers
,
Transposition of Great Vessels
,
Sinoatrial Node
,
Heterotaxy Syndrome
,
Interstitial Cells of Cajal
pp.173-179
発行日 2019年2月9日
Published Date 2019/2/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019158065
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<Point>1 刺激伝導系は心筋細胞を起源として発生する。2 原始心筒が形成されるころ、流入路付近に洞房結節(ペースメーカ)が発生し、心房・心室の形成により房室間で電気的興奮の遅延が認められ、心室中隔の形成と同時に房室結節-His束-左右脚-Purkinje線維のネットワークが発達する。3 先天性心疾患の発症に伴い、上記の発生過程が障害されると、その疾患に特徴的な刺激伝導系異常が合併する。
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