特集 徹底理解・心機能 何をいつ測り、どう活かす?
識る 心筋の構造から心機能を識る 収縮・拡張の生理学的、分子生物学的メカニズム
沼田 玄理
1
,
瀧本 英樹
,
小室 一成
1東京大学 大学院医学系研究科循環器内科
キーワード:
Calcium
,
炎症
,
拡張期
,
心筋収縮
,
心筋
,
心不全
,
心筋虚血
,
心室リモデリング
,
超微構造
Keyword:
Diastole
,
Heart Failure
,
Inflammation
,
Myocardial Contraction
,
Myocardium
,
Myocardial Ischemia
,
Ventricular Remodeling
,
Calcium
pp.307-320
発行日 2018年4月9日
Published Date 2018/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2018144915
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<Point>1 生理学的な心機能を識るには、PV loop,venous return curveの知識が必要である。2 収縮能、拡張能を分子生物学的に規定するものとして、主にCaハンドリングとサルコメア関連蛋白がある。3 心不全においては炎症や虚血などによりCaハンドリングとサルコメア関連蛋白異常が起き、心筋細胞の収縮・拡張能異常が生じている。
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