心臓の虚血?-病態生理と臨床のはざまを埋める 長期(もしくは逆紹介後)の管理 先生ならどうする?
心不全 一度心不全を起こしたらもう虚血性心疾患ではない?
蔵垣内 敬
1
,
佐藤 幸人
1兵庫県立尼崎総合医療センター 循環器内科
キーワード:
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Adrenergic Beta-Antagonists
,
心筋梗塞
,
心不全
,
冠状動脈バイパス術
,
心筋虚血
,
心室リモデリング
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
Keyword:
Adrenergic beta-Antagonists
,
Coronary Artery Bypass
,
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Heart Failure
,
Myocardial Infarction
,
Myocardial Ischemia
,
Ventricular Remodeling
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
pp.457-461
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017135864
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生活習慣の欧米化に伴い,わが国でも虚血性心疾患を背景とする心不全が増加している.虚血性心不全の予後は非虚血性心不全と比べて不良である.心筋梗塞後の左室拡大,駆出率低下を左室リモデリングと呼び,予後不良の因子である.心筋梗塞後の心不全予防において重要なことは,左室リモデリング抑制のための薬物治療と心筋バイアビリティを評価したうえでの虚血解除である.虚血性心不全において予後を改善するために,心不全,インターベンション,不整脈の専門医がともに連携して治療に臨むことが大切である.
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