特集 救急放射線診断へのアプローチ
腹部/急性腹症 診断の進め方 婦人科救急疾患 卵巣腫瘍破裂
ウッドハムス 玲子
1
1北里大学病院 放射線診断科
キーワード:
奇形腫
,
急性腹症
,
MRI
,
破裂-自然
,
卵巣腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Abdomen, Acute
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ovarian Neoplasms
,
Rupture, Spontaneous
,
Teratoma
pp.207
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019006701
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症例1 成熟嚢胞性奇形腫破裂(40歳代)
貧血をきっかけに卵巣腫瘍が発見された。腹痛は認められなかった。CT上,骨盤内に脂肪成分を主体とする境界明瞭 な腫瘤が認められる。MRI上も同様の所見である。内部の結節状領域に造影効果は認められない。また,子宮周囲にも 被包化された脂肪成分が認められ,成熟嚢胞性奇形腫破裂が疑われた。術中所見でも脂肪を含む腹水と腫瘍の破裂が確 認された。
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