脊椎疾患 脂肪抑制併用水強調像で高信号を呈する非腫瘍性疾患

脊椎疾患のなかには,脂肪抑制T2強調像やSTIR(short-tau inversion recovery)法などによる脂肪抑制併用水強調像を撮像することで病変の検出が容易となり,的確に診断できる疾患がいくつかある。本稿では,脊椎非腫瘍性疾患を椎体領域と脊椎後方領域に分類して挙げ,各疾患の臨床像および画像所見につき解説する。