症例報告
前胸部痛の原因検索で行われた心電図非同期造影CT検査が契機で確定診断に至った急性心筋梗塞の1例
吉原 修
1
,
内藤 眞明
,
神谷 正貴
,
鈴木 敏之
,
八重樫 拓
,
宮崎 健介
,
沓掛 康道
,
吉原 和代
,
岩倉 岳史
,
山中 典子
,
高城 正宏
,
寺田 理希
1磐田市立総合病院 放射線診断科
キーワード:
胸痛
,
心筋梗塞
,
ステント
,
造影剤
,
冠血管造影
,
ヨウ素化合物
,
冠状動脈閉塞症
,
経皮的冠状動脈インターベンション
,
胸部CT
Keyword:
Chest Pain
,
Contrast Media
,
Myocardial Infarction
,
Stents
,
Coronary Angiography
,
Iodine Compounds
,
Coronary Occlusion
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.378-383
発行日 2017年3月26日
Published Date 2017/3/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2017167721
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前胸部痛を主訴に受診し,当初,左気胸が原因と判断されたが,心電図非同期の胸腹部造影CT検査で左室心筋に限局的な造影効果の低下領域を認め確定診断に至った急性下壁心筋梗塞の症例を経験した。他疾患の検索目的で心電図非同期の胸部造影CT検査が依頼される急性心筋梗塞症例はまれではなく,心筋の造影効果不良の有無に目を配るべきである。
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