特集 変形性膝関節症-病態・評価・治療
手術療法 膝関節周囲骨切り術の有効性と課題
齋藤 知行
1
,
赤松 泰
,
熊谷 研
,
小澤 裕樹
1横浜市立脳卒中・神経脊椎センター
キーワード:
X線診断
,
脛骨
,
骨切り術
,
膝関節
,
治療成績
,
変形性膝関節症
Keyword:
Knee Joint
,
Osteotomy
,
Radiography
,
Tibia
,
Treatment Outcome
,
Osteoarthritis, Knee
pp.619-625
発行日 2019年6月19日
Published Date 2019/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019374743
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変形性膝関節症に対する骨切り術は手術件数が激減したが、内固定材の進歩と骨切りの工夫により、世界的に関心が高まり復活した。アライメント矯正とともに関節面傾斜に着目した術式も考案され、骨切りの概念も変わりつつある。しかし、長期的に安定した成績を得るには、適応の遵守と正確な手術手技が求められることに変わりはない。骨切り部の骨癒合を促進させ、早期社会復帰を図ることが今後の膝関節周囲骨切り術の課題となる。
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