特集 運動器画像診療の最前線
各モダリティの最前線 Microangiographyと血管内治療
奥野 祐次
1
1Okuno Clinic.
キーワード:
アレルギー
,
肩関節
,
関節周囲炎
,
関節リウマチ
,
血管疾患
,
造影剤
,
テニス肘
,
免疫組織化学
,
毛細血管
,
変形性膝関節症
,
血管内治療
,
胸肩峰動脈
,
膝蓋下脂肪体
,
微小血管造影
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Capillaries
,
Contrast Media
,
Hypersensitivity
,
Immunohistochemistry
,
Periarthritis
,
Shoulder Joint
,
Tennis Elbow
,
Vascular Diseases
,
Osteoarthritis, Knee
,
Endovascular Procedures
pp.22-28
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018192541
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ここまできた最前線
● 発生段階で生じる整然とした毛細血管網を「生理的血管」,がんや糖尿病性網膜症など の病的環境下で生じる血管構造を「病的血管」あるいは「異常血管」とよび,異常血管が 痛みに関連していることが示唆されている。 ● 血管内治療は慢性的な運動器疼痛を生じるさまざまな疾患が対象となる。治療自体は 短時間で完遂でき,患者の負担は比較的少ない。安全性および除痛効果も高い。現在, 治療群とプラシボ群との比較試験が実施されている。 ● 血管内治療は微細な血管とその周囲の神経が疼痛のメカニズムであるという新たな視 点に立った治療であり,慢性的な運動器疼痛を有する患者への新たなオプションとな りうることが期待される。
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