特集 凍結肩の最新の知見と治療法
特発性凍結肩の3種類のタイプと治療的アプローチの違い
立原 久義
1
,
浜田 純一郎
1大久保病院明石スポーツ整形・関節外科センター
キーワード:
肩関節
,
関節周囲炎
,
胸筋
,
肩甲骨
,
リハビリテーション
,
関節角度測定
Keyword:
Periarthritis
,
Pectoralis Muscles
,
Rehabilitation
,
Scapula
,
Shoulder Joint
,
Arthrometry, Articular
pp.1062-1067
発行日 2017年10月19日
Published Date 2017/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018015534
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はじめに
特発性凍結肩の発症メカニズムは不明である1)。 分子生物学的手法や造影MRIを用いた病態の解明 が徐々に進められており,病因の主体が肩甲上腕 関節の関節包にあると考えられているが2),3),それ だけでは不十分である。関節包に病理学的な変化 をきたすのは事実であるが,その変化を引き起こ すトリガーとなった病因,病態は明らかでない。 一方,機能的側面から凍結肩を観察してみると関 節包外の病態の存在が明らかになってきた。 本稿では,凍結肩に対する機能的評価と,その 評価に基づいた治療的アプローチについて解説す る。
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