特集 ガイドライン改訂に伴う肺高血圧症(PH)診療の変化
診る6
左心疾患に伴う肺高血圧症(PH-LHD)の診断とリスク評価
波多野 将
1
1鳥取大学医学部循環器・内分泌代謝内科学分野
キーワード:
左心疾患に伴う肺高血圧症(PH-LHD)
,
isolated post-capillary PH(IpcPH)
,
combined pre- and post-capillary PH(CpcPH)
,
左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)
,
潜在的PH-LHD
Keyword:
左心疾患に伴う肺高血圧症(PH-LHD)
,
isolated post-capillary PH(IpcPH)
,
combined pre- and post-capillary PH(CpcPH)
,
左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)
,
潜在的PH-LHD
pp.819-822
発行日 2026年8月9日
Published Date 2026/8/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000002336
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左房圧や肺動脈楔入圧が上昇すれば必然的に肺動脈圧は上昇するため,肺高血圧(PH)を呈する。このため,左心疾患に伴う肺高血圧症(PH-LHD)の患者が肺血管抵抗(PVR)の上昇を伴う必要はないが,実際には病歴や病態によってはPVRの上昇を伴うことも少なくない。PH-LHDに対する肺血管拡張薬の有効性は示されていないが,最近注目されている心肺疾患合併肺動脈性肺高血圧症に対しては,1剤ずつ慎重に,ではあるが肺血管拡張薬が使用されるため,両者の鑑別はきわめて重要である。本稿では両者の鑑別も念頭に置いてPH-LHDの診断とリスク評価について解説する。

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