特集 U-40のための循環器診療スキルアップ“総合力”を鍛える!
3 病棟
12.「肺高血圧ってどうやって診断・治療する?」PAHからCTEPHまで
戸田 皓二郎
1
,
西川 諒
1
1札幌医科大学循環器・腎臓・代謝内分泌内科
キーワード:
肺高血圧症の診断基準
,
肺高血圧症の分類
,
病態に応じた治療戦略
Keyword:
肺高血圧症の診断基準
,
肺高血圧症の分類
,
病態に応じた治療戦略
pp.144-149
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001724
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肺高血圧症(PH)は予後不良の難治性疾患であったが,1990年以降に診断および治療法が劇的に変化した。薬物治療に関しては,プロスタグランジンI2(PGI2)製剤の開発に伴い予後が大きく改善され,その後にエンドセリン受容体拮抗薬(ERA)やホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬などの登場により,著しい進歩を遂げた。現在も新規薬剤や多様な投薬方法が開発されており,今後も大きな発展が見込まれる分野である。本稿では,PHの基本的な診療プロセスについて解説する。
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