特集 血管炎症候群を理解する
治す11
大型血管炎の内科的治療のポイント
真鍋 侑資
1
,
中岡 良和
2
1国立循環器病研究センター研究所血管生理学部/大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫内科学
2国立循環器病研究センター研究所血管生理学部/大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学/大阪大学大学院医学系研究科循環微小画像医学
キーワード:
高安動脈炎
,
巨細胞性動脈炎
,
ステロイド
,
インターロイキン-6(IL-6)
,
トシリズマブ(TCZ)
Keyword:
高安動脈炎
,
巨細胞性動脈炎
,
ステロイド
,
インターロイキン-6(IL-6)
,
トシリズマブ(TCZ)
pp.748-755
発行日 2020年8月9日
Published Date 2020/8/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000271
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大型血管炎(large vessel vasculitis:LVV)の治療は従来グルココルチコイド(Glucocorticoid:GC)が中心であったが,抗インターロイキン-6(interleukin-6:IL-6)受容体抗体のトシリズマブ(tocilizumab:TCZ)が日本では2017年に薬事承認されたことで,これまでに大きく進歩しつつある。本稿では現在のLVV に対する内科的治療戦略について解説する。
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