特集2 Green Radiology
放射線科医ができる工夫
東 美菜子
1
1宮崎大学医学部病態解析医学講座 放射線医学分野
キーワード:
Green Radiology
,
持続可能性(sustainability)
,
造影剤(contrast media)
Keyword:
Green Radiology
,
持続可能性(sustainability)
,
造影剤(contrast media)
pp.355-358
発行日 2026年3月26日
Published Date 2026/3/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000002323
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
放射線診療は,さまざまな機器や造影剤を用いるため,電力消費や医療廃棄物の発生,限りある資源の使用など,環境負荷を伴う医療分野の1つである。近年,放射線診療に関連した環境負荷を低減し,持続可能な医療を実現するための概念として「Green Radiology」が提唱されている。これは,単なる環境保護活動ではなく,患者の安全性や診断精度を確保しつつ,医療資源を適正に活用する姿勢そのものを問い直す考え方である。本特集の後半で示されているように,放射線診療にかかわる多くの企業がすでにさまざまな取り組みを進めており,今後は放射線科医自身の関与もますます重要になると考えられる。本稿では,日常診療との関連が深い造影剤使用に焦点をあて,放射線科医が臨床現場で実践可能な工夫について概説する。

Copyright © 2026, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.

