特集2 長期経過観察を要する病変の診断とマネジメント
序説
竹中 大祐
1
1藤田医科大学医学部 放射線診断学
pp.571-571
発行日 2025年5月26日
Published Date 2025/5/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000002070
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画像診断の進歩と健診・検診が普及するなかで臨床症状を呈さない,もしくはごく軽微であるが,将来的に致死性,悪性化ポテンシャルをもつ疾患が発見されるようになってきた。本誌の読者の過半を占めると思われる放射線診断医は日常診療のなかで,それらの疾患の初回診断は元より,数多くの症例の長期にわたる経過観察画像検査を毎日のように担当している現状がある。これらは致死性があるとはいえ,多くの場合その進行は緩徐であり,「前回と著変なし」という所見が長期間継続する。

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