特集2 検査時の状況に応じたFDG–PET検査の読影レポート作成
CASE 14 骨髄びまん性集積をどう考えるか(2)
中谷 航也
1
1京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座(画像診断学・核医学)
キーワード:
FDG(fluorodeoxyglucose)
,
乳癌(breast cancer)
,
浸潤性小葉癌(invasive lobular carcinoma)
Keyword:
FDG(fluorodeoxyglucose)
,
乳癌(breast cancer)
,
浸潤性小葉癌(invasive lobular carcinoma)
pp.108-109
発行日 2025年1月26日
Published Date 2025/1/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001953
- 有料閲覧
- 文献概要
状況A 血液内科より検査依頼。CTで全身溶骨性病変を指摘された。多発性骨髄腫が当初疑われたが,骨髄穿刺を実施したところ,髄腔内より印環細胞癌が検出された。原発巣検索および全身評価目的。
状況B (状況Aから病歴追加)胃癌を疑い上部消化管内視鏡を施行したところ,穹窿部から胃角部にかけて粘膜下隆起の多発が目立つ一方,胃全体での進行癌を疑う所見に乏しく,胃転移をより疑う所見であった。内視鏡病理検体から検出された印環細胞はGATA3陽性であり,原発巣として乳癌も考慮された。原発巣検索および全身評価目的。
Copyright © 2025, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.