特集2 夜間の画像診断体制 2023
[救急診療における画像検査の適応を考える]
CTによる被ばくはどの程度危険なのか? −最新の知見とともに考える−
尾田 済太郎
1
1熊本大学病院 画像診断・治療科
キーワード:
CT検査(CT examination)
,
放射線被ばく(radiation exposure)
,
偶発所見(incidental findings)
,
value–based medicine
Keyword:
CT検査(CT examination)
,
放射線被ばく(radiation exposure)
,
偶発所見(incidental findings)
,
value–based medicine
pp.1057-1065
発行日 2023年9月26日
Published Date 2023/9/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001411
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CT検査は救急診療で多用されており,最も重要な画像診断モダリティの1つである。2020年に医療法が改正され,CT検査による放射線被ばく管理が厳格化された。一方,CT検査による放射線被ばくと発がんリスクとの因果関係は不明確であり,実地診療レベルで各患者の放射線被ばくをどのように考えるべきか釈然としない現状にある。本稿では,CT検査による被ばくのリスクと最新知見を論考する。
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