特集1 絶対苦手分野にしない 成人先天性心疾患の画像診断
2D–PC法を用いた先天性心疾患の血行動態評価
石川 友一
1
1福岡市立こども病院 循環器科
キーワード:
2D位相コントラスト(2D–phase contrast)
,
シャント(shunt)
,
FLOW–11
Keyword:
2D位相コントラスト(2D–phase contrast)
,
シャント(shunt)
,
FLOW–11
pp.670-678
発行日 2023年6月26日
Published Date 2023/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001317
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2D–PC法は,局所関心領域の血流量を高い再現性で計測できる心臓MRI(CMR)プロトコルである。先天性心疾患(CHD)においては,定型的に複数箇所を測定するFLOW–11を用いることで,肺体血流量比(Qp/Qs)や逆流率など実臨床に用いられる定型的データが得られる。CHDというコホートを一貫した方法で撮影・解析しデータを蓄積することで,より複雑な血行動態を詳細に把握し,比較検討することが可能である。
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