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CLINICAL IMAGIOLOGY Volume 37, Issue 10 （September 2021）

臨床画像 37巻10号（2021年9月発行）

特集いま考えたい新興・再興感染症の画像診断

結核性胸膜炎とその類縁疾患竹内均 ¹ , 黒﨑敦子 ² , 大藤貴 ³ ¹公益財団法人結核予防会複十字病院 IVR科・放射線診断科 ²公益財団法人結核予防会複十字病院放射線診断科 ³国立国際医療研究センター国府台病院呼吸器内科キーワード：結核性胸膜炎（tuberculosis pleurisy） , 結核性膿胸（tuberculous pyothorax） , 慢性出血性膿胸（chronic expanding hematoma；CEH） Keyword: 結核性胸膜炎（tuberculosis pleurisy） , 結核性膿胸（tuberculous pyothorax） , 慢性出血性膿胸（chronic expanding hematoma；CEH） pp.1196-1204

発行日 2021年9月26日 Published Date 2021/9/26

DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000756

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結核菌は肺に生じた感染が，リンパ行性，血行性，管内性（経気管支，経腸管）進展によって全身の組織，器官に到達することができる。肺外結核は，結核予防法で「肺あるいは気管支以外の臓器を主要罹患臓器とする結核症および粟粒結核」と規定されている。本稿では実臨床で最も遭遇する頻度の高い結核性胸膜炎とその多彩な類縁疾患について説明し，誌面が許す限り画像を供覧する。