特集1 地力が伸ばせる胸部画像診断−これだけは知っておきたい 胸部腫瘍の読影ポイント−
既存病変:肺気腫,間質性肺炎,慢性感染症
西本 優子
1,2
,
久保 武
2
,
野間 惠之
2
1奈良県立医科大学 放射線・核医学科
2天理よろづ相談所病院 放射線診断部門
キーワード:
肺癌(lung cancer)
,
肺気腫(pulmonary emphysema)
,
特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis;IPF)
Keyword:
肺癌(lung cancer)
,
肺気腫(pulmonary emphysema)
,
特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis;IPF)
pp.598-610
発行日 2021年5月26日
Published Date 2021/5/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000656
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肺気腫や特発性肺線維症は,肺癌合併の頻度が高い。これらの疾患があると,肺癌に対する治療方法の選択にも影響するため,早期に発見することが望まれるが,典型的な肺癌の形態を示さないことも多く,診断に苦慮することもしばしばである。肺癌が発生しやすい部位に着目し,非特異的な所見であっても経過観察につなげることが肝要である。
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