特集1 地力が伸ばせる胸部画像診断−これだけは知っておきたい 胸部腫瘍の読影ポイント−
肺腫瘍におけるFDG–PET診断
遠藤 正浩
1
,
朝倉 弘郁
2
,
藤本 肇
1
1千葉大学医学部附属病院 画像診断センター
2静岡県立静岡がんセンター 画像診断科
キーワード：
FDG–PET（fluorodeoxyglucose positron emission tomography）
,
薄層CT（thin section CT）
,
肺腫瘍（lung tumor）
Keyword:
FDG–PET（fluorodeoxyglucose positron emission tomography）
,
薄層CT（thin section CT）
,
肺腫瘍（lung tumor）
pp.574-586
発行日 2021年5月26日
Published Date 2021/5/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000654
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肺腫瘍の診断においては，FDG–PET診断は重要な情報を付加するが，thin section CTや造影CTでの画像所見と併せて，総合的に診断する必要がある。肺腫瘍の悪性度が低い場合や腫瘍量が少ない病変ではFDG集積は低く，結核腫などの活動性炎症巣では高集積を呈することがあるので，良・悪の鑑別を考える際には偽陰性や偽陽性になることを意識して診断する。
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