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1.は じ め に
2025年11月13日(木)~14日(金)の2日間,第50回日本足の外科学会が,晩秋の軽井沢プリンスホテルウエストにて開催された.会長は聖マリアンナ医科大学整形外科教授の原口直樹先生(図1)で,軽井沢の深まる秋に包まれ,節目の大会にふさわしい穏やかで温かな雰囲気に満ちた学会となった.今回のテーマは,『より高く,より遠くへ――100年をめざして挑戦する「足」』.足の外科をさらに前へ,そして自然と未来へ視線が向く言葉で,会場に集う参加者の気持ちをそっと後押しするような力をもっていた.
この時期の軽井沢は,秋から冬へと移りかわるまさに境目であった.朝晩は気温が一桁まで下がり,吐く息が白くなるほどの冷え込みであったが,そのぶん紅葉は一段と色づき,会場に向かう道すがら思わず足を止めてしまうような美しさが広がっていた.会場は軽井沢駅から徒歩でアクセスできる便利な立地で,すぐ隣には大人気のアウトレットショッピングモールが賑わいをみせる一方,ホテル周辺は紅葉に包まれ,静けさと活気が心地よく交差していた.館内には早くもクリスマスツリーやリースが飾られ,紅葉とクリスマスが同居するような,軽井沢ならではの季節感が心地よかった(図2).天候にも恵まれ,外に出ればやわらかな日差しが差し込み,会場周辺で写真を撮る参加者の姿も多くみられた.
今回の学会は,「足の外科学の50年」を振り返り,そして「次の50年」をどのように形づくっていくかを考える大切な節目の集会であった.原口会長のもと,多彩な企画が準備され,900名を超える多くの参加者が現地に足を運び,会場は終始,熱気に包まれていた.
本稿では,筆者が印象に残った講演やセッションを中心に,本学会の様子を報告する.

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