学会を聞く
第50回日本人工関節学会
栗山 新一
1
S. Kuriyama
1
1京都大学大学院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Graduate School of Medicine, Kyoto University, Kyoto
pp.935-939
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_935
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1.は じ め に
第50回日本人工関節学会は,2020年2月21日(金)~22日(土)の2日間,愛媛大学整形外科教授,三浦裕正会長のもと,福岡国際会議場,福岡サンパレス,福岡国際センターの3施設をふんだんに活用して,盛大に開催された(図1).本会に掲げられたテーマは,「半世紀の軌跡と未来への提言」と,第50回の節目にふさわしいものであった.プログラムには,本邦における半世紀の人工関節の発展を振り返りつつ,新たな50年の未来に向けたメッセージを発信するために,今までにないさまざまな工夫が凝らされており,愛媛大学プログラム編集委員の皆様の,創意に富んだ構成に感銘を受けた.
一方,同時期に新型コロナウイルス感染の影響が,開催地,福岡でも出始めており,本会の開催が危ぶまれた.しかし,決断のむずかしい中,三浦会長の統率力により,参加者一同が新型コロナウイルス感染症対策を最大限行いながら,協力して会を進行することで,無事成功へと導かれた.
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