学会を聞く
第49回日本足の外科学会
小野寺 智洋
1
T. Onodera
1
1北海道大学大学院医学研究院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Faculty of Medicine and Graduate School of Medicine, Hokkaido University, Sapporo
pp.492-493
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_492
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1.は じ め に
第49回日本足の外科学会が2024年11月7日(木)~8日(金)に東京都の虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された.東京慈恵会医科大学整形外科教授の窪田誠先生が会長を務められた.学会テーマは「大切なのは疑問を持ち続けること―The important thing is not to stop questioning.―」であり,Albert Einsteinが残した名言を引用している(図1).本学会のポスターもAlbert Einsteinが東京タワー・東京慈恵会医科大学の背後に控えた斬新なポスターデザインであり,足の外科において,常に斬新なアイディアを提供し続けている窪田先生ならではのテーマであった(図2).足の外科にかかわる医師のみならず,理学療法士や義肢装具士の方々を含めて,1,120名以上が参加した非常に盛況な学会であった.国内外から多くの専門家が集まり,足の外科に関する最新の知見や技術が共有された.物価が高騰する昨今,さらに物価の高い東京での開催とあって,事務局である東京慈恵会医科大学の皆様はたいへんなご苦労をされたことと思われるが,細部にわたっておもてなしが行き届いていた.特に足と東京慈恵会医科大学の校章がデザインされたお菓子がふるまわれており,子どもたちの分も持ち帰って自宅で堪能させていただいた(図3).
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