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特集 整形外科領域におけるAIの応用
Ⅴ章.AIによる手術・診療支援
2.AIによる腰仙椎前外側椎体間固定術術中内視鏡画像の総腸骨静脈セグメンテーションを用いた手術支援システムの開発
Artificial intelligence assisted oblique lateral interbody fusion(OLIF)51 surgery with segmentation of common iliac vein in endoscopic images
山本 香織
1
,
上田 玲央斗
2
,
大鳥 精司
3
,
折田 純久
3,4
K. Yamamoto
1
,
R. Ueda
2
,
S. Ohtori
3
,
S. Orita
3,4
1千葉大学大学院融合理工学府基幹工学専攻医工学コース
2奈良県立医科大学医学部医学科
3千葉大学大学院整形外科
4千葉大学フロンティア医工学センター
1Sience and Engineering, Chiba University Graduate School, Chiba
キーワード:
OLIF 51
,
segmentation
,
deep learning
,
vein segmentation
Keyword:
OLIF 51
,
segmentation
,
deep learning
,
vein segmentation
pp.609-614
発行日 2025年5月25日
Published Date 2025/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_609
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は じ め に
近年AIの導入が医療分野で急速に進展し,医療のあり方を大きくかえつつある.特に医療デジタルトランスフォーメーション(DX)が推進され,AIは診断支援,予後予測,手術支援といった多岐にわたる分野で活用されており,その中でも注目されているのが外科手術におけるAIを活用したナビゲーションシステムである.
AI手術ナビゲーションは手術映像や医療画像データをAIで解析し,リアルタイムで臓器や血管,腫瘍などを認識して外科医を支援する.AIは術中の判断をサポートするだけでなく,手術の安全性と精度を向上させる重要な役割をはたす可能性をもっている.本稿では,脊椎手術におけるAIナビゲーションシステムの紹介とその展望について紹介する.

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