連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
田所 伸朗
1
1高知大学整形外科講師
pp.1157-1158
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_1157
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Question
症 例.76歳,男.
主 訴:嚥下障害.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:2ヵ月前から誘因なく嚥下時にむせこみを自覚するようになった.水を飲みこむ際にはむせこみはなかったが,通常の食事では右を向いて嚥下するとむせこみが生じた.次第に増悪したため,当科に紹介され受診した.
初診時所見:手足のしびれや運動障害などの神経障害は認めなかった.嗄声も認めなかった.
X線所見:図1に当院初診時の頚椎単純X線側面像を示す.
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