連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
三浦 紘世
1
1筑波大学整形外科講師
pp.1041-1042
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_1041
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Question
症 例.60歳代,男.
主 訴:頚部痛.
既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:1ヵ月前より誘因なく頚部痛が出現し,次第に増悪したため,前医を受診した.頚椎の異常が指摘されたことから,当科に紹介され受診した.
初診時所見:頚部から肩甲部にかけて強い疼痛があり,体動で悪化して起坐が困難であった.安静時は疼痛がなかった.また,頚部の可動域制限を認めた.深部腱反射や感覚,運動障害など神経学的所見については異常を認めなかった.
X線所見:図1に当院初診時の頚椎単純X線像を示す.
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