連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
大島 康史
1
1日本医科大学整形外科講師
pp.1309-1310
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_1309
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Question
症 例.80歳,女.
主 訴:右膝関節痛.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:1ヵ月前から,特に誘因なく右膝関節痛を生じた.近医を受診したが,単純X線像で明らかな異常所見はなく,鎮痛薬および貼付剤を処方された.しかし症状が改善せず,徐々に夜間痛も生じてきたため,当科を受診した.
身体所見:右膝内側関節裂隙に圧痛があり,明らかな腫脹・熱感はない.右膝関節可動域は伸展-5°,屈曲135°と,疼痛のため軽度可動域制限を認めた.
X線所見:図1に右膝関節単純X線像を示す.
© Nankodo Co., Ltd., 2020