書評
『ここが大事! 下肢変形性関節症の外来診療』
坂井 孝司
1
1山口大学大学院整形外科教授
pp.1326-1326
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_1326
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- 文献概要
下肢の変形性関節症(OA)は,股関節・膝関節・足関節のいずれに発症しても歩容異常・歩行困難の原因となり,また疼痛や可動域制限は日常生活動作(ADL)の制限につながり,生活の質(QOL)を大きく低下させる.下肢のOAに対する診断・治療は,超高齢社会にあってはロコモティブシンドロームの予防,健康寿命の延伸といった観点から重要で,また中高年のスポーツ障害や一般外傷後のOAもあり,ますますその重要性を増している.本書は外来診療に関して下肢OAにしぼってまとめられており,今までありそうでなかったカテゴリーの書籍である.
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