Japanese
English
経験と考察
整形外科入院中に発症した急性胆嚢炎
Acute cholecystitis of orthopedic inpatients
森永 整
1
,
上島 謙一
1
,
丸箸 兆延
1
,
橋本 典之
1
,
笹川 武史
1
,
中村 琢哉
1
S. Morinaga
1
,
K. Ueshima
1
,
Y. Maruhashi
1
,
N. Hashimoto
1
,
T. Sasagawa
1
,
T. Nakamura
1
1富山県立中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Toyama Prefectural Central Hospital
キーワード:
acute cholecystitis
,
orthopedic inpatients
,
complication
Keyword:
acute cholecystitis
,
orthopedic inpatients
,
complication
pp.119-121
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_119
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は じ め に
急性胆嚢炎の原因のほとんどは胆石であり,一般人口の10%が胆石を保有していると報告されている1).単純に考えると10人に1人が急性胆嚢炎のリスクを抱えていることになる.整形外科の入院患者でも,急性胆嚢炎を発症することがある.急性胆嚢炎の死亡率は1%未満といわれているが,術後発症の急性胆嚢炎の死亡率は23~40%と報告されており注意が必要である1).当科でも入院中に急性胆嚢炎を発症し死にいたった経験があり,本稿では,整形外科入院中に発症した急性胆嚢炎について調査した.
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