Japanese
English
経験と考察
腰椎変性疾患に対する腰椎側方固定術の間接除圧効果に影響を与える因子の検討
The factors of indirect neural decompression effect in lateral lumbar interbody fusion
宇佐美 嘉正
1
,
中野 敦之
1
,
羽山 祥生
1
,
中矢 良治
1
,
根尾 昌志
1
Y. Usami
1
,
A. Nakano
1
,
S. Hayama
1
,
Y. Nakaya
1
,
M. Neo
1
1大阪医科大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Osaka Medical College, Takatsuki
キーワード:
interbody fusion
,
lumbar spine
,
OLIF
,
LLIF
,
indirect decompression
Keyword:
interbody fusion
,
lumbar spine
,
OLIF
,
LLIF
,
indirect decompression
pp.801-803
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_801
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は じ め に
近年,手術機器,インプラントの発達により脊椎手術は進歩を続けている.extreme lateral interbody fusion(XLIF)やoblique lateral interbody fusion(OLIF)などの腰椎側方固定術(lateral lumbar interbody fusion:LLIF)による低侵襲手術が普及し,椎弓切除を行わず後方支柱を温存した間接除圧が着目されている.間接除圧は大きなケージ挿入による椎体間の開大とligamentotaxisにより除圧が得られるとされるが,その効果は症例によってさまざまである.LLIFの術後成績はおおむね良好であるが1),なかには間接除圧の効果が十分に得られず,直接除圧を行う再手術の報告もある2).間接除圧に影響する因子を調査した報告は散見されるが,いまだ術前に十分に予想できるほどの結論が得られていないのが現状である3).本研究ではLLIFの間接除圧に関与しうる画像的因子を検討し,その影響度を調査した.
© Nankodo Co., Ltd., 2018