特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第7章 肝胆膵
[胆道がん]免疫療法の時代になりました
戸塚 雄一朗
1
,
上野 誠
1
1神奈川県立がんセンター 消化器内科
pp.810-813
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_810
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胆道がんの今昔
いまでは免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を含むレジメンが当たり前となった胆道がんの薬物療法ですが,筆者が研修医だった頃,胆道がんといえば「薬物療法はほとんど効かない」と教えられたものです.閉塞性黄疸や胆管炎を伴っていることも多く,肝機能が悪化して治療開始までたどり着けない例も少なくありませんでした.がん性疼痛や閉塞性黄疸などへの対症療法をいかに丁寧に行うかが治療の中心で,薬物療法に延命効果を大きく期待することは難しい時代でした.

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