特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第5章 感染症
[抗酸菌症]結核はまだ「国民病」ですか?
倉原 優
1
1国立病院機構近畿中央呼吸器センター 臨床研究センター
pp.737-740
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_737
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抗酸菌症の今昔
結核の罹患率は徐々に減少し,現在「低蔓延国」の水準を維持しており,「国民病」とよばれるほどの状況からは脱しています.ただし,外国出生者結核の比率が高まっていることから,とくに若年層における結核の早期診断が重要になっています.また,結核の背後で増加している抗酸菌症が非結核性抗酸菌(NTM)症です.やせ型の中高年の女性に多くみられる感染症であり,慢性経過で進行することから,早期診断が重要です.

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