特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第2章 循環器
[心不全]ガイドラインに準拠した心不全薬物療法を行います
坂本 大輔
1
1大阪大学大学院医学系研究科 循環器内科学
pp.621-625
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_621
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心不全診療の今昔
かつて左室駆出率(LVEF)が低下した心不全(HFrEF)の薬物療法は「レニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬+β遮断薬+ステロイド型ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)」を組み合わせる三本柱,LVEFが保たれた心不全(HFpEF)では「うっ血に対して利尿薬」が中心でした.現在は,HFrEFではこの三本にSGLT2阻害薬が加わり四本柱に,HFpEF/LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF)でもSGLT2阻害薬や非ステロイド型MRAが推奨されるようになり,「利尿薬だけの時代」から大きく前進したのではないしょうか.

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