特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第1章 呼吸器
[非結核性抗酸菌症,MAC]治療薬の選択が変わりつつあります
-―進化する肺MAC症治療と実臨床からの目線―
園田 史朗
1
1東京科学大学 呼吸器内科
pp.563-567
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_563
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MAC症の今昔
2023年,実に11年ぶりに成人非結核性抗酸菌症(MAC)化学療法に関する見解が改訂され,肺MAC症治療は大きく前進しました.従来は3剤(クラリスロマイシン(CAM)+エタンブトール(EB)+リファンピシン(RFP))にストレプトマイシン(SM)を追加する程度しか選択肢がなかったですが,適応拡大や新規薬剤の登場を経て,画像所見と治療効果に応じた柔軟な治療調整が可能となりました.とくにアミカシンリポソーム吸入用懸濁液(ALIS)の登場は治療戦略を変える契機となりました.

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