特集 UIPの壁を越えろ! 新しいびまん性肺疾患の診断治療指針を徹底解説
[Chapter 2] 内科医がこっそりと教えてほしいこと
非特異性間質性肺炎(NSIP)とは何ですか? こっそりと教えてください→放射線科医が答えます
杉浦 弘明
1
1防衛医科大学校 病院放射線医学講座
キーワード:
非特異性間質性肺炎(NSIP)
,
HRCT
,
慢性間質性肺炎
Keyword:
非特異性間質性肺炎(NSIP)
,
HRCT
,
慢性間質性肺炎
pp.390-392
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_390
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★★★非特異性間質性肺炎(NSIP)は膠原病関連や線維性過敏性肺炎などの二次性が大多数を占め,特発性はまれである.
★★HRCTでみられるNSIPパターンは両側下葉・肺底部優位の対称性すりガラス影や網状影が主体で,胸膜直下のスぺアリングや気管支血管束周囲分布が特徴的である.進行すると牽引性気管支拡張や容積減少がみられるが,明らかな蜂巣肺はまれで,コンソリデーションが目立つ場合は器質化肺炎(OP)合併を疑う.
★画像でNSIPと診断されても病理で通常型間質性肺炎(UIP)となる例もあるため,多分野による集学的検討(MDD)での総合的判断が推奨される.
★★NSIPは進行が緩徐で予後は良好であるが,経過中に線維化が進行することもあり定期的なCTフォローが不可欠である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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