特集 UIPの壁を越えろ! 新しいびまん性肺疾患の診断治療指針を徹底解説
[Chapter 2] 内科医がこっそりと教えてほしいこと
非特異性間質性肺炎(NSIP)とは何ですか? こっそりと教えてください→病理医が教えます
橋迫 美貴子
1
1九州大学病院 病理診断科・病理部
キーワード:
非特異性間質性肺炎(NSIP)
,
通常型間質性肺炎(UIP)
,
器質化肺炎(OP)
Keyword:
非特異性間質性肺炎(NSIP)
,
通常型間質性肺炎(UIP)
,
器質化肺炎(OP)
pp.394-397
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_394
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★★非特異性間質性肺炎(NSIP)の病理像は,当初は炎症と線維化の程度により3グループに分類され,その後の国際分類でcellularとfibroticの2パターンに整理された.
★NSIPの病理学的特徴は,炎症または線維化が間質にびまん性かつ時相均一に分布する点で,弱拡大での評価が重要である.
★cNSIPは炎症主体,fNSIPは線維化主体で,臨床ではfNSIPや混合するケースが多い.
★★★NSIPパターンを示す疾患は膠原病,薬剤性,過敏性肺炎など二次性が多く,病理所見のみで特発性と二次性の鑑別は困難であり,臨床画像情報との統合が不可欠である.
★★疾患の予後予測や治療戦略のため,通常型間質性肺炎(UIP)パターンとの鑑別や器質化肺炎(OP)パターン混在の評価が重要である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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