特集 最近よく聞く他科の薬―先生の外来にこの薬を使っている患者さんがきますよ
第1章 呼吸器
[抗悪性腫瘍薬(分子標的治療薬(ALK/ROS1阻害薬))]アレクチニブ(アレセンサ®),ブリグチニブ(アルンブリグ®),ロルラチニブ(ローブレナ®),クリゾチニブ(ザーコリ®),エヌトレクチニブ(ロズリートレク®),レポトレクチニブ(オータイロ®)
國政 啓
1
1大阪国際がんセンター 呼吸器内科
pp.403-407
発行日 2025年9月1日
Published Date 2025/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_403
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▪ALK肺がん,ROS1肺がんはともに稀少な肺がんのサブタイプである.
▪若年者に発症する傾向があり,予後延長のための重要な薬剤である.
▪3年以上の長期間にわたり内服することがある.
▪それぞれ特徴的な副作用がある.
▪採血検査での異常値,身体の異常所見を認めた場合はがん治療を担当している主治医に連絡をとることが重要である.
▪安易な中止,休薬は避けなければならない.

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