書評
はじめての脳波トリアージ―2ステップで意識障害に強くなる
兼本 浩祐
1,2
1中部PNESリサーチセンター 所長
2愛知医科大学 臨床特任教授
pp.39-39
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_39
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- 文献概要
間違いなく,本書『はじめての脳波トリアージ』は,これまでの脳波の本にはなかった新たなタイプの卓越したハンドブックであると断言できる.今まで評者は,市川忠彦先生著の『脳波の旅への誘い』(星和書店)が最良の脳波の入門書であると繰り返し公言してきたし,この本の価値は今でも揺るぎないものであると感じている.一方で,『はじめての脳波トリアージ』は,新たな時代の神経内科医・救急医が脳波を学ぶ場合,とくに集中治療室(ICU)で脳波を活用する際には,最良のハンドブックであるということが今回読ませていただいてわかった.
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